2021年5月14日金曜日

血栓症の副反応「10万人に一人」これは多いのか、少ないのか



こんばんは

 すでにワクチンの摂取を受けられた方もいらっしゃると思います。
 私は、ワクチンには未だ懐疑派ですが、いろいろな考え方があって良いと思っています。私がいつも正しいわけではないですから。

ここで私は一般論を論じたいと思います。今日は数字の話です。
例えば、アストラゼネカ のワクチン。
10万人に一人に血栓症の副反応が起こると言います。
 (ファイザーはこれよりも少し少ないのでしょうか)
血栓症とは、脳梗塞、心筋梗塞、そして私が紹介した下腿切断になった症例。

参照:アストラゼネカのワクチンで下腿切断 やっぱりヤバい
https://kijisecond.blogspot.com/2021/05/blog-post_10.html

ここで「10万人に一人」という数字を考えたいと思うのです。
報道では「大した数字ではない」と剛気です。

 多いような少ないような、何やら雲を掴むような気分です。
 この数字をいろいろな角度から見て、具体的に肌感覚で分かっていただけたらと思い、この記事を書きます。

「10万人に一人」というと、日本国民1億人だと1000人に当たります。
 これは結構な数と思います。
 毎年、インフルエンザで亡くなる人は10000人ほどと言われています。
 コロナではもっと少ないのです。
 それを踏まえると、1000人という数字は大変な数です。
 まあ、一億人全部に摂取するわけではないので、「日本国民1億人だと1000人」
というのも、これも数字の魔術かもしれません。
 
 しかし、よく「ワクチンはウイルスよりも人を殺す」という意見がありますが、このような数字に準拠しているのです。

 しかし、ワクチン摂取は、6ヶ月に1回です。
 このように考えると、比率はどんどん足されている。
 1年に2クール ワクチン摂取となると、血栓症の副反応は10万人に2人。
 2年やると、4人ですか・・・
 日本国民1億人とすると、1年で2000人。2年で4000人
 けっこう、具合の悪くなりそうな数字になります。

 「10万人に一人」という何か雲を掴むような数字が、皆様にとって肌感覚で理解できればと思います。

 あと、今、ただ単純に足し算をしました。
 この計算はどうか、ということです。
 実は等比級数的に増えるかもしれません。
 副反応の本態はアナフィラキシー・ショック

 これはスズメバチに咬まれたことと同じ。
 一度目は痛いだけですが、2度、3度となると、アナフィラキシーショックの起こる確率はものすごく高まる。
 スズメバチに咬まれて2回目以降はとにかく病院に行く準備をしなければならない。
 とにかく病院に急ぐ。アナフィラキシーショックから呼吸困難に陥る危険性が極めて高くなるからです。
 呼吸困難に陥っても病院にいれば人工呼吸器などで呼吸管理をすれば助かります。そうしなければ、死に至ります。
 町の中で咬まれたのであれば救急車で病院に行けば良いのですが、相手がスズメバチ。山の中に多くいます。山の中で咬まれるとなかなか病院に辿り着けず死に至るケースも多いのです。

参照:ワクチンを打ちたくないと考えているアスリートが多いようですね(スズメバチのことが少し書いてあります)
   https://kijisecond.blogspot.com/2021/05/blog-post.html

 私が懸念するのはこの点です。
 このことに関しては誰も分かっていません。検証ももちろんされていません。
 ぶっつけ本番です。
 このことは、ワクチンを打つ、打たない、積極派、消極派を問わず、しっかりと踏まえておきたいところであると思うのです。


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