2021年5月30日日曜日

ワクチンの有効率95%とは、どのようなわけか? 数字の魔術か?

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ファイザーは彼らの治験の結果、ワクチンの効果は、95%であると言っている。
これをどう考えたら良いのか。
ちょっと聞くと、ファイザーのワクチンはすごく優秀で100点満点のテストで、95点。
 ワクチンをしない場合は、テストでダメな結果が出た。つまり0点。
という風に聞こえるが、どうなのだろうか。
 きちんと考えてみなければならないと思います。



まずは記事の紹介だ。

記事 始め・・・・・・・・・・・・
ファイザー社の新型コロナワクチンについて(厚生労働省)

有効性や副反応に関する細かい数字は、ファイザーの臨床試験や、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が報告しているデータを元にした。
ファイザーがワクチンの効果を確認するために行った第3相臨床試験には、4万3548人が参加した。
このうち、実際に注射を打ったのは4万3448人。約半数となる2万1720人にワクチンを接種し、残りの2万1728人にはプラセボ(偽薬)が投与された。
2度目の投与から7日後以降に発症したCOVID-19の患者数をこの2つのグループで比較したところ、ワクチンを接種したグループでは8人、プラセボを投与したグループでは162人だった。
ワクチンを打たなければ162人発症していたところ、8人(162人と比較すると5%)しか発症しなかったということで、約95%の発症予防効果があるとしているわけだ。
記事 終わり・・・・・・・・・・・

ワクチンを接種した群では、コロナが8人発生。これはPCR検査が陽性になったということ。
また、ワクチン非接種群では、コロナが162人発生。これもPCR検査が陽性になったということ。

なるほど、ワクチンは確かにすごくコロナ を抑制している。
表に分かりやすく示した。


 記事の繰り返しになるが、ファイザーは 8人と162人を比較して、


と計算して、この95%という数字を得たのである。

95%というと、すごくありがたいような気がするが、どうなのだろう。
もう少し考える必要があるのではないか。

次はパーセンテージで各示してみよう。


 ワクチンを摂取して、コロナにかかった人(陽性者)は0.04%
 ワクチンを打たないで、コロナにかかった人(陽性者)は0.81%

 0.04% と 0.81%。ワクチンはありがたいのか? 
 この小さな数字から皆様は感じ取れるであろうか。

 もう少し具体例をあげて説明してみよう。
 ワクチンを摂取して、コロナにかからなかった人は
 100 - 0.04 = 99.96 %

 ワクチンを摂取しないで、コロナにかからなかった人は
 100 - 0.81= 99.19 %

 この数字の違いを皆様は感じ取れるであろうか。



 例えるなら、ケーキが与えられて、 
 一方(ワクチン摂取群)は、このケーキの99.96% を食べて良い、と言われた。
 もう一方(ワクチン非摂取群)は、このケーキの99.19% を食べて良い、と言われたのである。
 どちらも同じではないか、特にありがたいものはない、と私は考える。
 このファイザーが言う、有効率95%というものは一つの数字のトリックである。


 もう少し数字のトリックの例をあげよう。
 例えば、今、東京からロザンゼルスまで飛行機で16時間かかるのである。
 これが今、すごいジェット機ができて、半分の8時間で行けるようになったとしよう。
 これは画期的なことであると思う。
 さらに、もっとすごいジェット機ができて、この半分の4時間で行けるようになったとしよう。これも嬉しいことである。

 さらに、すごいジェット機ができて、2時間→1時間→30分→15分→・・・・

 いかがであろう。同じ「半分」でも、
 東京-ロザンゼルス間が、30分から15分になって何か皆様は嬉しいだろうか。

 「半分」でも実際にはこれだけ違うのである。
 
 ファイザーのいう「有効性が95%」というのは、単なる数字のトリックではないだろうか。
 
 もっと説明を続けよう。



 今、すごいワクチンが開発された。これをワクチンPとしよう。
 その治験の結果は以下の表である。


ワクチンPはある疾患に対して大変有効であるという触れ込みで登場。
表を見ると、ワクチンを摂取しないと、10人中10人が発病した。
しかし、ワクチンPを打っておくと、10人のうち一人しか発症しなかった。
ワクチンPを皆さまはどのようなワクチンとお考えになるだろうか。
 
 私は、すごく有効なワクチンだと思う。
 このようなすごいワクチンでも、ファイザーのような計算をすると


となり、ファイザーのコロナワクチン より小さな数字になるのである。



結論
いかがであったろうか。
ファイザーの発表するところの、有効性95% というものが
一つの数字のトリックであることにお気づきであろうか。
ファイザー君は95点。ワクチンなしは0点というわけではないのだ。

 今日の記事はここまでである。

 皆様が、「なるほど 有効率95%」というものは、幼稚な数字のマジックで、我々をダマすものであったのだな、ということにお気づきになっていただければ、ブログ主としてはありがたいものである。

 「いや、違う」というのであれば、ご指摘願えればありがたいです。

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2021年5月29日土曜日

コロナウイルス 急展開

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今日は

 コロナウイルスの原因が急展開を見せている。

 蝙蝠から人に移ったという自然発生説が主流であったが、

やはり、中国の武漢研究所から間違って市中に漏れた、あるいは、中国側が撒いた、という説がアメリカでは主流になってきている。

 急転換である。

 原因が変われば治療法も大きく変わることになるだろう。

 そう考えるのが医学の常識である。

 日本のマスコミは報じていないが、彼らは本当にボンクラだから。

 我々が知ってから、しばらくしてから報じるのが日本のマスコミである。

参考動画 1

https://www.youtube.com/watch?v=gpHRtvGQEp0

2021.05.28【ワクチン】ノーベル賞生物学者らが警鐘‼️「変異種はワクチンよって作られた❗️😱ワクチン接種で感染悪化・重症化、そして2年以内に…❓😨」【及川幸久−BREAKING−】

 ブログ主註:ワクチンを接種して2年で死亡する、とは言わないが、定期的に接種していると当たり前だが死亡する、かもしれない。というかこれだけ副反応が強い薬だから、死亡率が高まると考えるのが自然であろう。

 ラット300匹くらいに定期的に接種していたら全頭死亡したという実験結果もある。

 人間の場合なら、打って副反応が酷ければ、もう打たない、というのが普通だろう。
 それでも律儀に打っていると、死亡率は高まる。
 特に、インフルエンザで具合の悪くなる人、薬アレルギーのある人は、このワクチン亜h禁忌(きんき:絶対に接種したり飲んではいけない、という意味。医学用語)である。

参考動画 2

https://www.youtube.com/watch?v=GiNM0hH0E0Q

【ワクチン】パンデミックの責任は誰に⁉️ファウチの嘘と中共の嘘👎😩「ワクチン2021.05.29【ワクチン】パンデミックの責任は誰に⁉️ファウチの嘘と中共の嘘👎😩「ワクチンよりイベルメクチンが安全!」トランプ言及直後何故か禁止に…❗️💢【及川幸久−BREAKING−】


参考動画 3
日本でいくら自粛してもコロナ武漢肺炎ははなくならない。
外人がどんどん入国しているから。彼らは本当は2週間待機しなければならないのだが、ほとんど守られていない。政府もきちんと取り締まらないとダメ。こんなことではいくら居酒屋やc絵パートに自粛しろ、と言っても無理。

【コロナ対策】菅政権が意地でもやらない感染対策...マスク・手洗い・消毒よりも重要なコト


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2021年5月27日木曜日

アストラゼネカより死亡率が高いぞ! ファイザー製ワクチン接種後57人死亡、累計85人に



ァイザー製ワクチン接種後57人死亡、累計85人に…厚労省検討会「現時点で重大な懸念なし」

5/27(木) 0:22配信 読売新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/3bedce40f507a4adaa19522881eac6f4ebc942fb


ファイザー製のコロナウイルスワクチン(読売新聞)

厚生労働省は26日、米ファイザー製の新型コロナウイルスのワクチン接種後、新たに20~90歳代の男女57人が死亡したと公表した。3~21日に報告されたものを集計した。
死因では脳卒中や心不全などが多く、8割以上が65歳以上だった。接種との因果関係について、厚労省の有識者検討会は、27人を「評価できない」、30人を「評価中」とし、現時点で重大な懸念はないとした。
 21日までに約866万回の接種が行われ、死亡例の累計は85人になった。
 一方で、16日までに国際基準に基づくアナフィラキシーと判断されたのは計146件。接種10万回あたりの発生頻度は2・4件となった。

ワクチン、打つか、打たないか

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この記事は注目だ。前から注目していた。しかし見失っていた。
今日、出てきたので記事を書く。

 ワクチン接種大賛成の医師を意見をかなり取り入れている。
 まず、ワクチンを打って、その副反応で3日くらい寝込むことはもう読み筋なのだと。そのくらい打つ人は覚悟せよ、とのこと。
 3日寝込んでそれで副反応は収まり、コロナにかかる確率が、打たない人より遥かに下がるというなら万歳だ(統計では5%になる)
 注目すべきは、3日以上寝込むという以上の副反応が起こることはないのか、ということ。
 死ぬことも10万人に一人(アストラゼネカは血栓症の起こる率が10万人に一人。死亡率はファイザーのは10万に一人 日本国内例 866万回打って85人死亡 けっこう死んでいるなあ)。 
 我が国でもこのペース。
 コロナで実際に我が国でなくなったのは1年間で10000人とされている。
 ちなみにインフルエンザで年間亡くなる人が10000人と言われている。それと同数。今年はインフルエンザで亡くなる人がほとんどいなかった。
 しかし、このコロナで亡くなった1万人の中に介護を受けている老人が実はすごく多い。
 この中で人工呼吸器やエクモを使って亡くなった人が、マジにコロナで亡くなった人だと思われるが、それは1000人。
 すごく少ないわけだ。
 ワクチン接種先進国イスラエルも人口が1000万人で1000人ほどワクチンで亡くなっている。ここでも10万人がワクチン接種で死んでいる。
 もっと注目。
 ワクチンで10万人一人が死亡するが、死亡しないまでも重篤な後遺症が残り身障者になる人もその10倍くらいいるのではないか。
 血栓症・・・脳梗塞も血栓症のひとつ。麻痺が残ることもあるだろう。 
 血栓症が脚にできれば、下肢の切断。目に起これば、視力障碍。悪くすれば失明。
 腸に起こった例もある。この人は小腸を2m切除した。
 このような後遺症が残ったらどうするの?
参考記事:
 ワクチンの方が明らかに危険であろう。
 あと、さらに注目・・・
 コロナに罹っても必ず死ぬわけではない。
 2-3日熱が出てそれで治るケースがほとんど。
 あと家に2週間待機しなければならないのが辛いくらい。
 どうよ。どちらが危険。あなたならどちらを選びますか?

コロナワクチン「重い副反応が出た」医療従事者が続出…現場からの報告

政府やメディアの情報発信不足では?



ジャーナリスト
長谷川 学
MANABU HASEGAWA
1956年生まれ。早大卒。近著に『成年後見制度の闇』(飛鳥新社)がある

著作記事

「丸一日寝込んだ」という人も…

新型コロナワクチンの接種が遅々として進まない。4月19日現在の政府発表によると、480万人の医療従事者のうち、1回目のワクチン接種を終えた人は約120万人(25%)、2回目のワクチン接種を終えた人は約72万人(15%)に留まっており、高齢者接種は4月12日から、ようやく1回目の接種が始まったばかり。

そんな中、2回目の接種を終えた医療現場から看過できない話を聞いた。「予想外に重い副反応(副作用)が出て、丸1日寝込んだ」「体がだるくて仕方がなく、3日間はあまり仕事ができなかった」といった声が次々に聞こえてきたのだ。

だが、そうした情報は、政府からも、新聞テレビからもなぜかまったく伝えられない。たとえば、厚生労働省のホームページの「新型コロナワクチンについて」という説明を読むと、副作用として「注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み」や「寒気、下痢、発熱等」や、「まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生」するとあるものの、「予想よりも重い副作用」が実際に起こりうるリスクを感じさせる記述はない。

いったい、いま医療現場で何が起きているのか。4月13日に2度目のワクチン接種を受けた南渕明宏・昭和大学横浜市北部病院循環器センター教授に話を聞いた。以下は南渕氏との一問一答である。

ーー厚労省のホームページには、接種部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、下痢、発熱等がみられることがあるが、大部分は接種後数日以内に回復していると、副作用についてサラリと触れています。国民に先行して、実際にワクチンを受けてみてどうでしたか。

「ワクチンは2度打ちます。1回目は何もなかったが、2度目の接種後、具体的には接種の翌日の夜から強い脱力感に見舞われました。このほか両足、両腕に痛みが走るような症状もありました。まったく予想していなかったので、強い副作用に驚きました。

夜が明けて、何とか病院に出勤しましたが、その日は終日、教授室にこもってぐったり休んでいました。とにかくヘロヘロでしたね。その次の日、さらにその次の日も体がだるかったですが、4日目はほぼ回復しました。

とにかくびっくりしました。全身倦怠感と言えばそれまでなんですが、いままであまり経験したことがなかったヘロヘロ感でした」

事前の情報提供はなかった

―ー発熱やそのほかの症状はありましたか。

「吐いたりはしなかったですが、食欲はありませんでした。発熱というほどでもありませんが、微熱は3日間、ずっと続きました」

―2回目の接種を受けてから丸1日経つ頃からキツイ症状が出るわけですね。医師である南渕先生は一般の人より、専門的な情報に触れやすいと思いますが、こうした強い副作用について、政府や自治体から事前の情報提供はありましたか。

「ありません。自治体を通して、約3割の人に発熱があるという程度の情報が伝えられていただけです。体調が悪いと感じたら躊躇なく休みを取るようにという情報も聞いていましたが、よくある一般論的な注意だと、みな受け止めていました。

倦怠感への注意もあったかもしれませんが、たとえあったとしても倦怠感という抽象的な表現では、だれも深刻に受け止めません。倦怠感なんて歳を取れば、だれでも毎日、感じているのですから」

ーー強い副作用は南淵先生だけでしたか。

「とにかく驚いたので、これは自分だけの特殊な事象だったのかどうか、興味を持ち、周囲の同僚や部下、比較的接種が早かった那覇の病院のスタッフに事情聴取してみました。するとほとんどの人が“きつかった”“病院を休んだ”“仕事にならなかった”と話していました。みんな、こんなきつい副作用が出ることは予想していなかったそうです」

ーー先生は60歳代ですよね。健康体ですか?

「実は不整脈の持病があります。昨年、名医のカテーテル治療を受けて、いまは収まっていますが、今回、“不整脈がまたぶり返すのでは”と不安で極力体を動かさないようにしていました。これからワクチン接種を受ける高齢者には持病がある人が少なくないでしょうから、強い症状が出たら不安に感じるかもしれません」

医療現場が大混乱になる可能性

ーー他の医療スタッフの症状も具体的に教えていただけますか。 

「20歳代、30歳代の若い方はほぼ皆さん39度、40度と発熱したようです。事前に聞いていた『3割が発熱』は信憑性に乏しいと思いました。発熱者の比率はもっと高いだろうし、年齢の要素も大きい」

ーー他の医療機関も似たり寄ったりかもしれませんね。

「そうだと思います。ある病院では“2回目のワクチンを受ける場合、同じ科の医師や看護師が一斉に受けるとそのセクションが機能停止してしまうので、別々の日に分けてやることにした”とのことでした。賢明な対応だと思います」

―ー副作用があっても、国民はワクチンを受けた方がいいと思いますか。

「絶対に受けるべきだと思います。世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスに対抗するにはワクチン接種が絶対に必要です。副作用はあるが、症状が出るのは3日間。治療せずとも3日すれば治るのですから。

ただし2度目のワクチン接種から丸1日が経つと、体がどうしようもなくだるくて、まったく仕事にならないことを知り、備えをした上で、ワクチンを打つのがいいと思います」


ーー医療関係者以外の一般の方や持病のある人、高齢者に2度目のワクチン接種をする頃になると、大きな騒ぎになるかもしれませんね。

「私は心臓手術後の患者さんを数多く外来で診ていますが、最近はほとんどの方が『ワクチン受けた方がいいですか?』と相談してきます。皆さん、不安なんです。それに対して私は『お願いです!是非ワクチン接種を受けて下さい!』と頭を下げています。

ワクチン接種は絶対に受けた方がいいと思います。ただ、こんな状況を隠して放置しておいたらとんでもない混乱を招くはずです。患者さんや一般の人たちの『2回目の接種』が始まると、担当医のところに大挙、問い合わせが殺到して、医療現場が大混乱するのではないかと危惧しています。

お年寄りや寮生活をしている人が住む施設の管理者は対応に大忙しとなるでしょう。とにかく全国の医療機関は、覚悟しておく必要があります」


医師としてアドバイスしていること

ーーこうした重い副作用について、医療従事者でも知らなかったのでしょうか?

「私たち一般の医療者が接種する前の今年2月、国立病院機構などの病院の医師や看護師に対する『お試し接種』が始まりました。そこから『2度目の接種後』の状況について、厚労省には情報が上がっているので、厚労省は重い副作用の実態を掌握しているはずです。

ところがなぜか、そういう副作用情報は、私たち医療従事者にも、実情としては伝えられていませんでしたし、いまもそれは同じです。

こういった事情を一般国民に隠してワクチンを打つのは『騙し討ち』ではないでしょうか。新聞・テレビの大手メディアは、政府にとって都合の悪いことを極力報道しない傾向があるので、今後の混乱が本当に心配です」

ーー実際に副作用を経験して、いま、ワクチン接種について、患者さんにどうアドバイスしていますか。

「患者さんには、ワクチンは受けた方がいいが、2回目の接種後にやってくる体調不良に十分に心備えをして、冷静に対応するようアドバイスしています。

たとえば、老々介護のお年寄りの場合だと、絶対に同じ日にワクチン接種をしてはいけないとか。同じ日にワクチンを接種したら、夫婦2人とも寝込んで、世話する人がいなくなりますから」

念のため、私は、厚労省のホームページを子細に読んでみた。すると、今年4月9日付で「新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査」という資料が掲載されているのに気が付いた。そこには、国立病院機構などに加盟する病院の医療関係者2万人に対する先行ワクチン接種による副作用に関して簡単に記載されていた。

それによると「2回目接種では接種翌日に頭痛(5割)、全身倦怠感(7割)を自覚した」「2回目接種後の37・5℃以上の発熱(4割)を認めた」(今年4月7日現在の数値)という。

負の情報もしっかりと知らせるべき

問題は、こうした重要な情報が医療関係者や国民にほとんど知られていないことだ。
「情報を隠したと後で批判されないよう、ホームページの目立たないところにこっそり載せたということじゃないでしょうか。こういう“ステルス公開”は官僚の責任逃れのためとしか思えません」と南淵氏は語る。

ところで、この厚労省の資料には、先行接種を受けた国立病院機構加盟病院などの医療関係者2万人に対し、厚労省の研究班が「2回目接種翌日の勤務は控えるように勧告」したと記されている。つまり2回目の接種翌日に強い副作用が出ることを研究班は承知していたわけだ。

そもそもこの調査の目的について厚労省は「免疫を惹起することに伴う発熱、倦怠感などの副反応疑いの情報を正確に把握し、医療機関の業務と両立したワクチン接種が遂行できるように情報発信する」ためとしている。

それにもかかわらず、その貴重な情報をなぜ、医療現場や国民に広く伝えようとしないのか。

「ワクチン接種をスムーズに進めるためにも、負の情報もすべて国民に知らせた上で、副作用対策の施策を取るべきです。

4月22日のテレビニュースでは、ワクチン接種後に会社を休む場合、有給扱いにする方針だと報じていましたが、強い副作用があることを伝えていないので、なぜ会社を休むのか視聴者はさっぱり理解できなかったのではないでしょうか。ワクチン接種成功の前提条件は、十分な情報公開と、国民の理解と協力だと思います」(南渕氏)

南淵氏は「政府がすべきことは“いままで経験したことがないような全身倦怠感に見舞われ、驚く方もおられるかもしれないが、数日で軽快するので、その間は安静にするなどして、冷静に対応して下さい”と国民に呼びかけることだ」と強調した。

菅政権に対し、真摯な対応を求めたい。

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