2022年9月22日木曜日

後遺症の研究の活発な動きを弾圧する動きもある

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先の九州リウマチ学会でのワ九チン後遺症の演題が多いことを述べた。
https://kijisecond.blogspot.com/2022/09/9.html
神経内科の分野もリウマチ科と同様にワ九チン後遺症の扱いが多い科である。
故に学会でも後遺症関連の報告が多数寄せられているものと思う。
それに対して、学会はこの言い草だ(下記)。
「もうワ九チン後遺症関連の演題は出さないでくれ。だしてもリジェクト(拒絶)するぞ」と言っているのですね。

日本神経学会会員 各位


 日本神経学会編集委員会より、ワクチン後の神経副反応に関する、臨床神経学の編集方針につき皆様にご連絡させていただきます。


 本編集員会では、ワクチン後の神経副反応に関する論文の取り扱いについては、ワクチン接種の公益性も顧み、極めて慎重に取り扱う方針と致しました。


 具体的には、何らかの疫学的な手法にて、因果関係の証明がなされているか、症例報告であれば、明確な因果関係を示す根拠をお願いさせていただきます。

 因果関係を示す根拠とは、時間経過についての十分な考察のほか、抗体価、脳脊髄液のサイトカインやケモカインの経時的変化の分析等のデータをもとにした発症機序の議論等を意味しています。


 ワクチン後の神経副反応に関する論文を投稿頂く際には、是非、この点につき、十分にご検討いただけますよう、お願い申し上げます。


 尚、COVID-19ワクチン後の神経副反応に関しては,次の様な声明も発表されております(Lunn MP, et al. COVID-19 vaccine and Guillain-Barre syndrome: let's not leap to associations. Brain. 2021;144(2):357-360)。この声明では「ワクチン接種と無関係に、ギラン・バレー症候群(GBS)が偶発的に生じる可能性があり、それをワクチンの副反応と誤認すると、ワクチン接種率の低下とそれに伴う不要な罹患や死亡につながる可能性がある。よってワクチン接種率に影響及ぼしうるGBSのような疾患は、発生率の増加の有無を、透明性を持って詳細に精査する必要である」と述べています。


 本編集委員会は、この声明の基本的な考えに賛同します。


 ワクチン後の副反応については、当然、症例の集積は重要と考えますので、別途、しかるべき機関への副作用報告はするべきと考えています。

 また、本誌以外での他の発表の機会(学術集会、地方会等)での問題を提起している物ではございません。あくまでも査読を受ける学術雑誌としての本誌の編集方針です。

 皆様のご理解のほど、重ねてお願い申し上げます。


 2022年8月吉日


 日本神経学会編集委員会

 委員長 小野寺



 最近ほど、専門家、とか、学会の権威が凋落している時代もないと思っている。

 ワチンを打った人に、神経内科的な病気が発生して、患者さんが押し寄せているわけです。

 神経内科医がそれに対して一生懸命治療にあたられている。

 そのようなケースが多いので、皆で、症例を出し合って検討するわけです。

 それをエビデンスがない、とか言って、出鱈目だ、とか言って、蓋をしようとしているのですね。

 このような動きは、学会、学術雑誌、あちこちでみられます。

 もう珍しいことではなくなりました。

 「学問の自由と独立」というのが大事だ、と言われてきました。

 「学問の自由と独立」がふんだんにあった頃はこれを聞いても、当然のこと、と思っただけでした。

 今、それが実に簡単に踏み潰されてしまいました。


 この神経内科学会。日本の神経内科の分野ではトップの学会です。

 もちろん、その中心的な方 ここでは「委員長 小野寺理」先生ですが、きっとどこかの大学の教授先生です。


 大学は学問の頂点であり、ここでは、学問の自由と独立がなくてはいけませんが、最近はそうではありません。

 ワチンのことを悪くいう大学人は偉くは成れません。

 逆に、ワチンのことを推進する人は偉くなれます。

 予算もいっぱい当たります。


 しかし、そのようなことをしていたら、無能者と おべんちゃら ばかりがのさばることになります。

 

 医者は技術者です。治してナンボ です。

 だから神経内科医が頑張って演題や論文を出して、ワチン後遺症の解決にのりだしているわけです。

 その矢先に、水をぶっかけるようなこの神経内科学会の動き。

 これでは、ワクチン後遺症の治療をするに当たって、情報が交換できなくなり、治療法の開発が出来なくなります。

 「治せない」病気もたくさんあるし、それは仕方がないことです。

 しかし、このようなことをやっていると、他の専門科以外の人が情報を集め治療にあたることになります。 

 そこで、治療がうまくいくと、相対的に今までの専門科の地位が下がるわけです。


 当院でも私が浅学非才を顧みず、お悩みの方があまりにも多くいらっしゃるので「ワチン後遺症」の外来を開設して行なっております。

 神経内科関連の症状の患者さんも整形外科の私のところにたくさん来られます。

 皆、困っているのです。


 一線級の大学病院、地域の大きな基幹病院の専門家をいくつも周り、いろいろな検査を受けている。しかし、病気の原因は分からない。

 治療は、痛み止め、精神安定剤、ちょっとした漢方薬、そして時にステロイド。

 効果はない。

 結局「気持ちの問題。精神科か心療内科に行かれたら良い」みたいなことを言われ、絶望して、いろいろネットをみて当院に来られる方も多い。というかそのような方がほとんど。


 診察すると結局そのよういな病院では「ワチン後遺症」ということが診断がつかないので治療法が定まらず、治らないのである。

 ワクチン後遺症、と診断して(よくお話を聞くとすぐに分かるものです)、その治療をする。

 完全になおるわけではないが、10のうち、6-7に何らかの効果、当たりがあるものです。完全に良くしたいと思って私なりに奮闘努力しております。


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今、ワ9チン後遺症の演題はものすごく多い

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 おはようございます。
 あまり関心のない方、知らない方も多いのではないかと思いますが、皆様に降りかかるやかもしれない重要なことですので、多少なりとも関心を持っていただきたいと思い、記事をしたためました。

 今、医学会では、ワ9チンの後遺症に関する演題がものすごく多く出ています。
 それでけ現場で遭遇しているわけです。
 
 九州のリウマチ学会のプログラムを入手しました。
 注目すべきは、KCovit-109関連の演題の多くがワ9チン後遺症である、ということです。
 ワ9チン後遺症の症状は、倦怠感、頭痛、リウマチ様の症状、皮膚症状、胸の痛み、などで、神経内科、リウマチ・膠原病科、皮膚科、循環器科の病気が多いです。

 したがって、九州のリウマチ学会のプログラムも、ワ9チン後遺症関係が増えるわけです。









ワクチン後遺症関係の演題が多いことに私は驚きました。
仲間の医師がこれにコメントと興味深い点を要約をしていたので、そのまま載せます。


~第64回九州リウマチ学会~

興味深いためかんたんですが、

症例のサマリーと考察してみました。🤔


各報告:

①抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎

71歳女性 RAあり。

接種後に下肢から肩までの疼痛出現。

「 CK14962 ↑」、抗ミトコンドリアM2抗体陽性。

筋生検にて免疫介在性壊死性ミオパチーがあり。

抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎と診断にて、

PSL 45mg から開始。CK値、筋痛改善。PSLは漸減。

接種後の、特発性炎症性筋疾患(自己免疫疾患含む)増加中。

⇒CK高値の時は、抗ミトコンドリアM2抗体のチエックを!


②急性心筋炎

35歳男性。COVID-19後発熱皮疹心機能低下。

COVID-19罹患後の心筋炎。

「フェリチン5991↑」と著明髙値でありサイトカインストームの

反映が考慮された 心筋生検ではCD3陽性細胞、CD68陽性マクロファージの

浸潤、収縮帯壊死があったが、COVID19 PCR陰性唾液鼻腔も陰性

感染後に遅発性の発症が多く、無症候性の心筋炎、もある。

⇒フェリチン高い時は、サイトカインストーム念頭に!


③血球貪食症候群・低補体血症性蕁麻疹

61歳男性。接種で二週後に発熱・多関節痛・紫斑・じんましん。

赤血球、血小板、減少、「フェリチン高値」、sIL-2R高値。

低補体血症 皮膚生検で真皮にリンパ球・好酸球著明浸潤。

低補体血症性じんましん様血管炎(HUVS)で

パルス+PSL40mgで改善。その後、漸減 → 12.5㎎で、感冒・汎血球減少・高フェリチン血症、で再発。

骨髄生検で「脂肪随」および骨髄穿刺で「血球貪食像」

ATG+CsA+EPAGの治療で、回復傾向。

⇒HUVSを発症した症例。フェリチン高いほか、補体値の低下、赤血球、血小板の低下ある。血球貪食症候群も発症。


④IgA血管炎(Ⅲ型アレルギーの病態)

16歳女性 。2回接種後で下腿に紫斑ありIgA血管炎 →グルココルチコイド

9月にCOVID感染。尿蛋白 尿潜血。

難治性ネフローゼ症候群合併IgA血管炎で

リツキシマブで改善。Ⅲ型アレルギーの病態。

⇒Ⅲ型アレルギーの典型的な病態(免疫複合体の組織障害)。ということは、血清病、SLE、関節リウマチ、各種糸球体腎炎などにも注意を要する。なお、IgA血管炎は、ヘノッホ・シェーンライン(Henoch-Schonlein)紫斑病やアナフィラクトイド紫斑病などともよばれる病態である。EAT療法をぜひ行いたい症例。


⑤間質性肺炎を発症した関節リウマチの症例

66歳女性 。基礎疾患:関節リウマチ。

3月に3回目接種。咳と呼吸困難出現。胸部XPとCTで、「すりガラス陰影」。リウマチの活動性はなし。BALF(気管支肺胞洗浄液)でリンパ球上昇。リウマチ関連の肺炎ではなく、ワクチンによる間質性肺炎と診断。大量グルココルチコイドで改善。

リウマチはトシリズマブで寛解。

⇒「血栓性肺炎」かどうかの記載なし。原疾患(このケースは、リウマチ)による間質性肺炎か?接種による間質性肺炎か?鑑別が重要。


⑥成人発症Still病(AOSD)

58歳女性 。3回目接種後、翌日発熱、5日目皮疹、咽頭痛みとめ、 PSL30mgで軽快。

減量後に再燃。発熱、サーモンピンク疹、咽頭痛、WBC上昇、リンパ節腫脹、肝機能障害、高フェリチン血症あり、成人発症atill と診断した。PSL50㎎+MTXにて軽快。

⇒接種後のAOSDの報告は多い。 mRNAはToll様受容体を介して自然免疫を活性化するかもしれない。

「Toll様受容体」⇒かんたんにいうと、この受容体が活性化すると「発がん」するようです。発がんする場所は、脳、肝臓、前立腺、卵巣のようです。

https://www.cellsignal.jp/science-resources/toll-like-receptor-signaling


⑦関節リウマチ2例

1)70歳女性。3回目接種後に肩肘足関節の疼痛や朝のこわばりあり。

RFと抗CCP抗体は陰性であったが、滑膜炎を認め、 RAと診断。

PSL5㎎ MTX6mgにて改善。


2)73際男性。3回目接種後1週間目に、肩肘手の疼痛あり。

RFと抗CCP抗体は陰性であったが、滑膜炎を認めRAと診断。

PSL5 MTX6mgにて、改善。

⇒接種後の関節痛はよく見られるが、「関節リウマチ」の発症はまれと

抄録にあるが、接種の病態を考えると、Tregが解除されると「自己免疫疾患」が誘発される可能性は高くなるので、関節リウマチや甲状腺疾患などは、「まれ」とは言えない。当然注意が必要になる。


⑧リウマチ性多発性筋炎2例

1)73歳男性。2接種後に肩大腿下腿腰部に腰痛。リウマチ性多発性筋炎(PMR)。

PSL 20mgで軽快。


2)56歳女性。1回目接種後に、熱、多関節痛、頭痛、上腕や股関節の疼痛。

PMRで PSL15mgで軽快。

⇒報告者は、前回、「接種後ANCA関連血管炎」も2例報告している。


⑨53症例の検討の結果、ワク接種が「リウマチ・膠原病疾患の重症化を抑止している可能性あり」と報告。

⇒戸畑総合病院膠原病・リウマチ科の報告。このような?報告もあり。。


⑩リウマチ性患者さんの接種後6ケ月後のスパイクタンパクの抗体価を測定した結果:

陽性率は、91.5%。中央値は65。免疫抑制下でも陽性率は保たれていた。6ケ月後の抗体価は、1ケ月後の抗体価と相関ある。


⑪リウマチ、膠原病患者さんでは、プレドニン10㎎以上の使用患者さんが注意となる。


⑫基礎疾患なく、接種後「自己免疫異常をきたした4例」

1)80歳男性。3回目接種後、全身痛、急性腎不全、血管炎症候群が疑われ透析で軽快

2)68歳男性。2回接種後、体重減少朝のこわばりや肩痛、リウマチ性疾患。対症療法のみ

3)48歳男性。1回接種後、倦怠感、発熱、関節痛、咽頭痛、成人発症still 疑いPSL治療

4)44歳女性。1回接種後に 掻痒性皮疹で尋常性乾癬と診断。3回接種後 多関節痛があり乾癬性関節炎と診断。


⑬接種後の関節リウマチ患者1198例、医療従事者1117例を検討。

RA患者さんの群が「RAの再燃」「間質性肺炎、低補体血症性じんましん、胸水貯留、リウマトイド結節、結節性紅斑らの免疫関連疾患」をきたす例を認めた。


まとめ:

11演題が、副反応を問題視している報告。接種支持は⑨の1演題。あとは、抗体価の演題が1演題。

血液検査で「スパイクタンパク抗体」を測定してほしいが、

九州の先生の報告を読むと、「フェリチン」が高い場合や「補体値」が低い場合も

注意であることがよく理解できる。

「フェリチン」「補体値」の測定は、

後遺症治療されている先生も、保険診療内で測定できそう。🤔

また、治療内容を見ると、

「グルタチオン」「イベル」「漢方」「ビタミン剤」「抗酸化配合剤」なども

リウマチなどの治療に支障なく、使えそうな気もします。🙆‍♂️

Toll様受容体」も名前くらい知っておいた方がよさそうです。これが、活性化、発現するとよくない。。


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 それをいろいろと論じてみました。
 電子カルテについていろいろ考えてみました。
 小生自身は紙カルテを使用しております。
 高校時代に勉強した「新々英文解釈研究」を研究しています。
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 個人情報とは「個人秘密情報」であり、これが漏洩することは「奴隷」になることを意味します。 
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