2021年11月30日火曜日

舞鶴の街を探訪する

令和三年11月21日(日)晴れ

 今日、朝起きると霧がかかっていて、天気は悪そうに見えたが、こちらの天気はこのような感じでもすぐに晴れてくると言う。
 天気予報は晴れである。

 朝ごはんを食べようと思うと、やっていない。というか朝食付きのプランではなかった。
 仕方がない。八時頃ホテルを出て、まずは実家の跡に向かう。
 すぐに到着。写真を撮った。
 半世紀の時を経て、小生がこの地に立つことに意義深いものを感じる。

舞鶴の街角 映画の宣伝が昭和のようである


舞鶴の実家のあっとところ。空き地となっている。家は何軒かあった。この一角が実家であったのである



実家のあっとところ 空き地となっている

 
 家の隣は芸者さんが住んでいたというところだったと言うが、それらしい建物はある。ここで三味線などを練習していたという。
 母に電話をすると、母も多少興奮気味。向かいに中村という家はないか、と言うのでみるとある。尺八の教室をやっているようだ。しかし、代替わりしているだろう。


実家のあったところから海の方を望む

 次に防空壕を見ようと思う。
 前島みなと公園を目指す。すぐに着く。
 かつて2条の家から小さい私とおばあちゃんが歩いて来たところである。 そんなに遠くはない。
 ナビで公園のトイレを設定したので随分と広いところで行き止まりに来た。
 ちょっと走ってもわからないので犬を連れた人に道を聞くと偶然、昨日の飲み屋で会った人であった。
 小高いところにあったような記憶。海軍の基地跡の建物があったと言うことだけが頼り。
 赤煉瓦博物館のところを行き、小高いところに登って行った。
 この辺のような気がするが・・・
 しかし防空壕はなかった。
 思うに防空壕であるから山の上にはないと思う。
 すぐに避難しなければいけない。むしろ平地は住宅の近くにあるはずだ。
 と思いつつ、赤煉瓦のところに戻った。






高台に登り防空壕を探してみるがなかった

  
朝ごはんを赤煉瓦で食べたいと思ったが、十時半からという。まだまだ時間がある。それで今度は成田お不動を見に行く。

 与保呂川沿い。
 すぐ近くに白糸中学がある。母が通った中学校。
 さらに、その近くに白糸神社があった。
 白糸神社は小さいながらも立派な清潔な神社である。

白糸中学校



白糸神社

与保呂川

 
白糸神社
 

成田お不動 なかなか分かりにくいところにある。近くにあるはずだが。
 与保呂川沿の細い道を入るとそのどん詰まりになったところにあった。
 なるほど神社であるが寂れている。やっているのかいないのか。
 ここで拝んでもらったら、赤ん坊であった小生のお腹から煙が立ち上り、その夜から癇の虫が治った、というが。





 このあと小生の生まれた舞鶴共済病院へ行く。町が小さいのですぐに到着する。
 平成初期のころの病院という感じ。
 もちろん建物は建て替えられている。
 よく見る病院である。


舞鶴共済病院


 あと、おじいちゃんが亡くなる前に入院していた舞鶴市立病院、今は舞鶴医療センターとなっているがここに行く。
 黄色とオレンジのカラフルな建物。
 祖父は心臓病でなくなった。
 狭心症か何かであろう。
 今なら薬で簡単に治るようなものか。
 重症でもカテーテルで一発だろう。
 当時はEKG(心電図)もなかったのだ。

舞鶴医療センター 旧舞鶴市立病院

 このあと、ホテル近くのローソンの二階のレストランに行く。
 前から見ていてい「良さそうだ」と思っていたのだ。
 行ってみると、ここはホテルの直属。しかも、終わっていた。
 仕方がないのでローソンで朝ごはん 軽めに買う。
 というか、クリームの一杯乗ったパンを甘いパンを買った。
 このあと、赤煉瓦館で食べる予定だから。
 赤煉瓦館 を見る。


 何気なく道路を挟んで向かいを見るとそこに防空壕はあった。
 しかも2つ並んでいる。
 しかし、自分が想像していたものよりもずっと大きい。
 けっこう立派な物。ただの穴ではない。海軍基地の近くにあったので敵の空襲を受けた際には将兵が逃げ込むためのものだ。立派である。
 穴というよりトンネルである。10mほど離れて二つの防空壕があった。これである。赤煉瓦などの特徴的なたてものもある。なるほど海軍基地の跡である。
 太い道路を挟んで赤煉瓦の向かいに防空壕はあった。官舎山を掘っているのである。

 防空壕はきっちりと鉄の扉で覆われて中には入られない。
 記憶では道をおばあちゃんと歩いて行くと、右手にギリシアのパルテノンのような建物が見えて、あれは何、とおばあちゃんに聞いた。 あれは海軍基地の跡や、と言っていたが、なるほど赤煉瓦はそうである。
 赤煉瓦の建物があると子供心にもこれはただの建物ではないと驚いていたのであろう。
 今は赤煉瓦と防空壕の間の道は潮路通りと言われ、片側2車線の車がたくさん通る大きな道。
 五十五年前は車もあまりなく道も舗装すらされていず、公園の道のようであったのだろう。右手に赤煉瓦。左手に防空壕。ちょっと入っては怖くてするに出てきた。それを繰り返したものである。

防空壕のあとをついに見つけた




 
防空壕

だいぶイメージと違うのであるが・・・




 それにしても今日は寒い。
 晴れてはいるが寒い。
 赤レンガ博物館はレンガの歴史館のような感じ。
 10時過ぎから海軍カレーを食べた。 
 舞鶴名物の肉じゃがのコロッケを入れたものを食べた。
 何か肉じゃがが只者でないほど美味しい感じがした。
 肉じゃが発祥の地として、舞鶴と神戸が争っていると聞いたが・・・

海軍カレー

ここは、昔の舞鶴海軍工廠
祖父がここの理化部に務めていた





昭和11年の地図
これが小生の頭の中にある舞鶴に近いと思う。
ただし、実家の周辺だけだが。

日本の一番長い日
のロケが行われた





 ここは結構な海軍基地である。大きな巡洋艦クラスの船が停泊している。
 舞鶴の歴史のことが展示されていたので見る。
 昭和十一年ころの地図が小生の知っている舞鶴に一番近いと思う。

 このあと官舎山に登ってみた。
 階段のほかに緩やかなスロープもある。
 この上にも何かないかな、と思ったのである。
 ここを小生も登ったのであろうか。
 思い出のかけらが落ちてはいないだろうか。
 何もなかった。

 
 潮見台公園から
潮見台公園から港の方を見た

ここを出て、2条か3条の通りの端っこの海に立ってみた。
 今は少し埋め立てられて公園になっている。
 大きな堤防ができて海の様子が変わっている。
 山並みの様子に少し見覚えがあるか。ないか。
 なにしろ五十五年前のことであるから。

舞鶴港を二条通りより眺める


舞鶴港より二条通りの方を見た



ここから松尾寺に向かう。
 ここは親戚の住んでいたところ。
 段々畑の田んぼがあり、そこに茅葺き屋根の大きな家があり、小道の脇に防空壕があったが。
 松尾寺駅があり、そこから少し行くと「松尾寺」と書かれた道標があり。
 そこを行く。確かにだんだん畑はあった。家はない。
 松尾寺まではけっこう遠くて道もウネウネしていた、しかし、だんだん畑は1箇所しかない。ここである。
 まずは松尾寺に行く。立派なお寺。さすが西国三十三寺の一つ。伝統がある。千二百年の伝統があると。四国88寺と並ぶものだと母が言っていた。


松尾寺周辺の地図舞鶴港から車で10分くらいで、松尾寺駅に到着する。そこから山道を15分ほど行くと松尾寺に到着する









松尾寺である


 ここを出て先の段々畑へ行く。
 段々畑をあがる車がやっと一台通れるくらいの道があり、これは覚えがある。この曲がり方。間違いない。ここに茅葺き屋根の家はあったな。
 確かにここであるな。
 防空壕と並ぶ今回の旅行の収穫である。実に感慨深い。
 段々畑を囲む山々のどこかで狐の嫁入りの送り火が出たのであろう。
 この辺が母方のルーツのようなので、きっと、おばあちゃんが小さいころおばあちゃんの祖母と狐が和服姿の若いご婦人に化けるのを見たというが、それもこの辺であろう。





親戚の家があったところ




このような藁葺き屋根の家を訪問したのである


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