伏見啓明整形外科公式ブログ 目次
オリンピックが閉幕した。
我々はオリンピックに何を見たのか。
ずばり言えば、オリンピックの光と影を見たのである。
オリンピックが閉幕した。
我々はオリンピックに何を見たのか。
ずばり言えば、オリンピックの光と影を見たのである。
昔の漫画 サスケの冒頭の句「光あるところに影がある」と同様、
光さざめくオリンピックにも影があって当然ではある。
しかし、考えてみれば、オリンピックの「影」というものを多くの人と同様、小生も今まで見たことがなかったので、その「影」を見た、ということは非常に驚きであり、悲しみであった。
オリンピックの光 オリンピックは光に満ちているものだろう。
超一流のアスリートが、自分の栄誉と国の栄誉を背負い必死に競い合う。
これが光といわず何と言おうか。
自国開催の有利さなのだろうか。日本人選手の活躍もめざましかった。
自国開催の有利さなのだろうか。日本人選手の活躍もめざましかった。
金メダルラッシュで嬉しかった。彼らの健闘を素直に喜びたい。
2週間の間、オリンピックの開催を疑問視していた小生も正直にいうと浮き浮きしていた。
問題は「影」である。
コロナ関連の影が取り沙汰されている。
問題は「影」である。
コロナ関連の影が取り沙汰されている。
私はもっとも深い影は札幌でマラソン競技を行ったこと。
これには驚いた。まず、オリンピックというものは、開催国が自国の大いなる誇りとプライド、そして責任を負って行うものと思っていた。
これには驚いた。まず、オリンピックというものは、開催国が自国の大いなる誇りとプライド、そして責任を負って行うものと思っていた。
IOCなるものはあるが、これは確かにビッグな団体であるが、全体を大きく仕切る組織と思ってきた。
あくまでもオリンピック はその国が行うものと思っていた。
あくまでもオリンピック はその国が行うものと思っていた。
ところが、IOCがある時、「マラソンと競歩は札幌で行え」と言った。
すると札幌で行わなければならなくなった。
IOCがそこまで命令できるのか、ということに驚いた。
と同時に、オリンピックはその開催国が行うのではなく、ただのIOCの下請けのようなものであるな、と思い、悲しかった。
マラソンだけは東京でやらなければならなかったろう。どう考えても。
「東京オリンピック」というのなら、開会式などを行う陸上競技場は東京に作る必要があることと同様に、だ。
これでは、わざわざ開催国をやる意味などないではないか。
札幌でマラソンを行う理由。東京は歩いから選手の安全を考えた、と。
札幌でマラソンを行う理由。東京は歩いから選手の安全を考えた、と。
一流のマラソンランナーが走るのだぞ。暑いから危険なのか。
いつからオリンピックは、ご町内の運動会になったのだ。
実際に東京よりも暑いところでの過酷なマラソン大会など国内でも腐るほどある。
高低差も多く 100km ほど走るものも沢山ある。
東京でのマラソンが辛いのか。熱中症で危険なのか。
それであればその選手はオリンピック出場辞退をすれば良いだけなのだ。
オリンピック級のアスリートとなれば、東京が暑いから危ない、という者などいないだろう。
そうは思うが、オリンピックが、町内の運動会と同じようなものにどこか見えてきた。
オリンピックに対して無限の敬意を抱いていたが、それは崩れた。
私は今でも大きな敬意を抱いているが、その私の敬意はあくまでも「有限」なものとなった。
あとはコロナ関連である。
オリンピックは華やかな舞台で、選手らを招いたパーティーも多数行われるというが、今回はそれは取りやめとなったようだ。
ただ、やはり馬鹿をやる選手や関係者はいるだろうな、と思ったらそのような「事件」もいくつかあった。
選手村で酒を飲んで馬鹿騒ぎをしたとか、閉会式後にハンガリーの選手と関係者が六本木の飲み屋で酒を飲んで大騒ぎをしたとか。
このような行為がコロナを広めるという危険があり、戒むべきものであることに彼らは気が回らないのであろうか。
このような行為がコロナを広めるという危険があり、戒むべきものであることに彼らは気が回らないのであろうか。
このような連中は、オリンピック関係者、あるいはアスリートとして失格であるこということは言うまでもない。
これも影である。私はこれでまた、オリンピック選手を嫌いになった。
これも影である。私はこれでまた、オリンピック選手を嫌いになった。
嫌いというか、無限の尊敬はなくなった。
皆様も思い出してみたら良い。
中学の頃、ちょっと野球やバスケが上手い、というだけで持て囃されている人はいたものだ。
確かに彼らはすごい人たちで、その身体能力には瞠目していた。
子供である彼ら自身に「いい気になるな」というのも酷であろう。
しかし、彼らのレベルといっても今から思えばささやかなもので、市の大会で勝てるのか、全道大会(県大会)に行けるのか、というレベルであったのである。
しかし、彼らのレベルといっても今から思えばささやかなもので、市の大会で勝てるのか、全道大会(県大会)に行けるのか、というレベルであったのである。
それでも周りはもてはやし、注目するのである。
オリンピックともなれば如何程のものか。
となれば、どれだけ、彼ら自身がいい気になるものだろうか。
となれば、どれだけ、彼ら自身がいい気になるものだろうか。
そのような勝利者人生を歩んできているのである。
増上慢になる人も多いだろう。それが私は嫌いなのである。
今までのオリンピックでは彼らの「増上慢」が見えなかった。
今までのオリンピックでは彼らの「増上慢」が見えなかった。
しかし、今回はコロナでこのような「増上慢」がすごく見えた。
と同時に、オリンピック選手に対する無限の敬意が、これまた私の中であくまでも「有限」の限定的なものに変わったのである。
あと、懸念されるのは今後のオリンピックのあり方である。
このコロナ禍で、自国開催がこれまでにないほど有利となった、と言えよう。
この兆しは、オーストラリアで行われた全豪テニストーナメントに見られた。
このとき、飛行機の客の中でコロナの患者が出た、というだけで、その飛行機に乗っていた選手は2週間、ホテルに監禁されたのである。
このとき、飛行機の客の中でコロナの患者が出た、というだけで、その飛行機に乗っていた選手は2週間、ホテルに監禁されたのである。
彼らはホテルの部屋の中で懸命に練習をしていたが それでどうかなるものではない。
この大会に出るために一生懸命身を削って準備しても、飛行機にコロナの陽性者と乗り合わせた、というだけで、全てが無駄になったのである。
現に優勝候補のとある選手も力を出せずすぐに敗退していた。
このようなあり方で良いのだろうか。
大坂なおみ選手が優勝したが、このように試合直前の調整がままならない選手が続出した大会で勝っても(どんなに権威と伝統のある大会でも)何か意味があるのだろうか、と言えば厳しいだろうか。
この東京オリンピック。JOCはオーストラリアほどきつい縛りをかけなかったが、事前のPCR検査で陽性となり出場辞退となる選手も少なからずいたようである。
また、他国で行う場合に、その国の気候風土、食事に慣れるのにその調整が大変である。
その上にコロナで日本国内での調整は限定的なものとなった。
それが故に、日本選手の目覚ましい金メダルラッシュがあったのであろう。
そう考えると、メダルラッシュは嬉しかったが、それが本当に価値のあるものなのだろうか。
やはりこのような試合というものは、お互いが同等の条件でやって、初めて価値のあるものである。その「同等の条件」が崩れたら、もはや価値はあるまい。
そう考えると、今回の日本選手の活躍にも私の心の中では影が刺すのである。
そもそもこのような状況下で行うオリンピック、国際大会とは、何か価値のあるものだろうか。
そもそもこのような状況下で行うオリンピック、国際大会とは、何か価値のあるものだろうか。
PCR検査で陽性なら、準備をしてきても試合にすら出られないのである。
そして今後である。
オリンピック。愛国心がいきすぎて、恣意的なPCR検査が行われることがないだろうか・・・ ライバル国の選手のPCR検査を操作して「陽性」と出してしまう、とか。
あと、オーストラリアのテニストーナメントで見られたように、現地入りした選手に、それらしい言い訳をつけて、行動や練習を圧迫することはないだろうか。
このような疑念が少しでもあった場合、もはや国際大会は成り立たないと思う。
この半年後に行われる北京冬季オリンピックは大丈夫なのであろうか。
今までの大会で勝って出場権を得た選手たちは準備に暇がないだろうが、そこで本当に、対等なフェアな大会が望めるのであろうか。
はっきりというが、私は望めないと思う。
とは言え、東京オリンピックは終わったのである。
これからのことを考えよう。
となると、半年後の北京オリンピックは大丈夫なのだろうか。
情報を完全に統制し、政府が好き勝手やり放題の国だからね。
先に私が述べた、PCR検査の恣意的運用、など諸々が、だれかの意向で行われることは本当にないだろうか。
もはやその兆しはある。
中国に入国する人は、中華ワクチンを打て、との話もある。
あの打った国々至る所で感染大爆発をしている中華ワクチンである。
これが義務化されたらだれも入国できないだろう。
もちろんオリンピックも参加できない。
また、外国人のPCR検査も鼻の粘膜ではなく、肛門から採取したりしていた(今はどうなのだろう)
・・・要するに、国によっては、諸々の懸念事項があるということ。
しかし、このような状況下でも選手は頑張ってやっていると思う。
北京オリンピックも行われるだろう。
しかし、その大会がフェアなものでなく、開催国にあまりにも有利なものになっていればただの茶番である。
国体やインターハイ、インカレの方がずっと意味のあるものとなるだろう。
これからもオリンピック、世界選手権、などの国際大会は行われるだろうが、その意義、人々の払う敬意などは この東京オリンピックを境に 長い下り坂を降っていくようになると思う。
いろいろ述べた。この東京大会には皆様のいろいろな思いが交錯していると思う。
それは、オリンピックに皆が今まで見たこともなかった「影」を見たからであろう。
光あるところに、やはり影はあったのである。
2021年8月8日
8日、未明東京・港区で「複数の五輪関係者が酒を飲んでいる」などと通報があり
警察官が出動していた事がわかりました。
8日、午前3時半ごろ港区・六本木で「複数の五輪関係者らしき人たちが酒を飲んでいる」と110番通報がありました。
警察官が駆けつけると、バーで東京オリンピックに出場したハンガリーなど複数の国の外国人選手や外国人スタッフなど7~8人が飲酒をしていたということです。
選手らは無断外出や集団での飲酒が禁止されているほか、都内には飲食店でのお酒の提供を停止する緊急事態宣言が出されています。
このようなもの、ダメだね。いくら運動ができても増上慢の奴はだめ。
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