重症者と重症化リスク高い人以外は自宅療養に、政府が事実上方針転換
新型コロナの感染が拡大する中、菅総理は重症者と重症化リスクのある患者に限り入院させ、その他の患者は自宅療養とする医療提供体制作りに取り組むことを表明し事実上これまでの方針を転換しました。
「重症患者や重症化リスクの特に高い方には、確実に入院して頂けるよう、必要な病床を確保します」(菅首相)
菅総理は関係閣僚会議で感染が全国規模で急拡大していると警戒感を示し、重症者や重症化リスクの高い人を優先して入院させる体制整備に努めると表明しました。一方、それ以外の患者については、自宅療養を基本とするとして、往診の診療報酬の拡充や重症化リスクを抑える治療薬の積極的な活用などを行うと訴えました。
これまでは原則、中等症以上の患者が入院の対象だったことから今回の対応は感染拡大を受けた事実上の政府の方針転換と言えます。
どう評価するか。私の知る医学的なことから言えば至極真っ当な対策。
久しぶりか、あるいは、初めてではないかな。ウイルス対策でまともなことを政府が言ったのは・・・
オリンピック ボクシング女子で日本選手初 入江聖奈 金メダル
しかし、これをどう評価する。どう見る。
ワクチンを打てば重症化は防げる、というはずではなかったのだろうか。ワクチン摂取先進国のイギリス、イスラエルではそのようなことを言っている。
そもそも、ワクチンが効くのか、効かないのか? という点が大事であると思う。いわゆる変異種というものに対してワクチンは設計されていない。とすれば、「効かない」と考えるのが筋であろう。
ところが「インド・デルタ株にも効く。重症化を防げる」という意見も聞く。
これは、今のイギリス、イスラエルの状況を踏まえてのことである。
どのような状況か 具体的に復習してみよう。
イギリス、イスラエルはワクチン摂取で先行して、それとともにPCR陽性者(これを感染者と呼ぶ人も多いのだが)(註)が劇的に下がった。その状態が 2 - 3ヶ月続いた。
ワクチンすごいぞ、ということになった。
我が国のワクチン接種推進派もこれを見て小踊りしたものであった。
しかし、以後、再び、PCR陽性者(これを感染者と呼ぶ人も多いのだが)が増え始めた。いや、爆発的に増え始めた。しかし、統計によると、確かに死亡者、重傷者は少ないのである。
確かに我が国においても、最近のPCR陽性者(これを感染者、ですか?)は、明らかにオリンピックが原因で増えているのだが、ワクチン接種を先行した高齢者の陽性者の割合は少ない。確かに重傷者、死亡者は少ない。
若者の陽性者は増えているが、彼らはもともと丈夫なので、あまり重症化も死亡も少ない。病気とはそのようなものである。
東京オリンピック、ボクシング女子フェザー級で入江聖奈選手が金メダルを獲得しました。ボクシング女子で日本選手がメダルを獲得するのは初めてです。東京オリンピック、ボクシング女子フェザー級の決勝で入江聖奈選手はフィリピンのネスティー・ペテシオ選手と対戦しました。この選手はおととしの世界選手権のチャンピオンで、入江選手は対戦し、敗れている強敵です。
しかし、そうなのか。ワクチンにはそのような、ご利益があるのか? 先にも述べたが、ワクチンは製造当初のコロナウイルスに対して設計された。もちろん、変異種、ましてや最近のインドデルタに対しては設計されていない。というか、この武漢コロナウイルスはどんどん変異していくものだ、ということは最初から分かっていたことである。
だから、私は「ワクチンは効かないよ」と最初から言っていたのである。
ともあれ、この、陽性者は増えても、重症者、死亡者が少ないという「幸福」な状態はいつまで続くのだろうか。あと何ヶ月、何週間続くのだろうか。
私の予想では、近々、この幸福な状況は終了する。
それに対して、日本のみならず世界中の為政者が対策と新たな「目眩し」を用意し始めたと見るべきだろう。
恐ろしい勢いでこれから重症者が増えるので、その対策が菅総理が述べた これ である。
世界に目を転じると、アメリカ、イスラエルは「とりあえずPCR検査 辞めようか。その発表をやめようか。いや、もうPCR検査自体をやめてしまおう」という話も具体的に出てきている。
アメリカCDC(厚生省のようなもの)は年内でPCR検査をやめる、と発表している。
これも一面利にかなっていると見ることもできるのだが・・・・臭いものにはフタ・・・と見るべきだろうか。そのような臭いがするなあ。
ワクチンを打ったのに、陽性者が激増しては調子が悪いだろうさ。
あと、これから重症者、死亡者が激増するかもしれないと私は不気味な予言を申し上げた。
ならば、どのような人が重症者、死亡者となるのだろうか。
ワクチンを打った人は比較的大丈夫なのだろうか・・・そう思いたいですか。
今までのデータを見ると、PCR陽性者が我が国でも急激に増えているが、これは40歳以下の人が多く、この年齢層はまだ、ワクチン接種者が少ない。故にワクチンを接種していない人が陽性となっている・・・との報道がある。残念ながら具体的な数字は示されていなかった。
昨日、初めてこれに関する具体的な数字を見た。
アメリカで最近発生したクラスターの状況を分析。その70%がワクチン接種者だった、と。
アメリカもワクチン接種が日本より先行しているが、摂取率60%くらいであると思う。
だから、陽性になるのは、ワクチンを打とうが打つまいがあまり変わらないのではないかな。
したがって、重症化するリスクがワクチンを打ったから下がる、ということは、ないのではないかな。
註)PCR陽性者 という言い方が正しいと思う。我が国のマスコミは知能が少し足りないのか、頭が悪すぎるのか、よくこれを「感染者」と報道している。これは間違い。
面白いことに、日本人のPCR陽性者は「感染者」と報道されている。
面白いことに、オリンピックの関係者の外国人が「陽性」と出ると、「陽性者」と報道されている。マスゴミの人ってどういう根性しているのだろうね。この人たちの言うことを疑い深く聞く、という姿勢こそが大事ではなかろうか。
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