このブログで以前に電子カルテで患者情報を守ることは出来るのか で電子カルテの脆弱性について論じた。
また、徳島県つるぎ町の半田町立病院で電子カルテがサイバー攻撃を受けたという。
徳島の病院に謎のサイバー攻撃 電子カルテ使えず診療に大きな支障 (2021年12月4日)
ちなみに、つるぎ町は人口7276人。
また、半田町立病院は病床数120床。この町の唯一の町立病院。
つまりどこにでも、また、我々の身近にでもありそうな一般的な病院である。
その病院の電子カルテがサイバー攻撃を受け、ダウンした、という話である。
ここで注目したいのは・・・
サイバー攻撃は大学病院や大きな都会の大きな病院だけに起こるものではないと言うこと。
どうやらサイバー攻撃をする側は、ランダムに標的を選んで攻撃をかける様である。
この半田病院の場合は、電子カルテが乗っ取られ、そのカルテの情報が全て暗号化された。
そして、これをもとに戻したければ、お金を払え、と言われたのである。
半田病院の場合はこれを拒絶して、電子カルテを入れ替えたわけである。
おそらく過去のデータは消滅したと思われる。
今、医療業界ではこのサイバーテロに対してどうするか、という話題がけっこう盛んである。
しかし、私はいつも思うに、話が少し変ではないか、といつも思うのである。
対策として言われることは、電子カルテのバックアップを常に取り、ネットと離れたところに置いておこう、とか
サイバーテロにあったときのために、保険に入っておこう、とか、その様な話が大半である。
この半田病院の場合、サイバーテロ側は、電子カルテの情報を入手して、それを暗号化しているのである。
つまり、患者情報は漏れているのである。そっくりそのまま「敵」に渡ってしまったのである。
電子カルテの情報なんか大したことはないであろうか。
患者様の皆様はいかがお考えであろうか。
はっきり言おう。
カルテの情報が漏れたら、患者自身の破滅を意味するのである。
まずそこを考えなければならないだろう。
この問題を考えるにあたり、それが出発点であり、ゴールであり、もっとも重要な点であろう。
患者さんの情報が漏れたら、それは「お仕舞い」なのである。
バックアップをとるとか、保険に入ると言う話は二の次、3の次である。
そこを徹底しなければならないだろう。
そこを徹底してこの問題の対策を考えると
まず、電子カルテをインターネットに繋いではいけない、ということ。
もう一つは、紙カルテを使用する、ということ。
補足)電子カルテの情報はクレジットカードの10倍だそうだ。
つまり、クレジットカードを盗まれるのの10倍の損害を被ると言うことである。
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自分の書いたものを残すと言うことは本当に難しいものです。
電子カルテについていろいろ考えてみました。
小生自身は紙カルテを使用しております。
高校時代に勉強した「新々英文解釈研究」を研究しています。
現代英文訓読法と「やわらかな暗記」で 「新々英文解釈研究」をしっかり素早くマスターできるようなものを作りたいと思っています。
英語革命を目指しています。
個人情報とは何か。これが漏洩することは何を意味するのか。これを問います。
個人情報とは「個人秘密情報」であり、これが漏洩することは「奴隷」になることを意味します。
橋本の著した本をPDFで販売。「医療の未来」は製本されていて、これを販売。
他はPDFで販売しています。
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