なぜ漢文学者でもない私がこの論語のブログを始めようと思ったのかを述べさせて頂きます.
今まで多くの方から論語は読んでおいた方が良いぞ,とのアドバイスを頂いて来ました.それは人から直接言われたこともありました。また本やテレビ,ネットでそのような論説を読んだこともありました.
このような方は多いかと思います.
先日一念発起して論語を読んでみました.再々々々挑戦というところでしょうか。
このようにして、しっかりと原著を読むことに努めました。このブログの中で私はその「しっかりと読む」奮闘を記していきたいと思っております。
解釈や解説は一切載せていません。それは他に立派な本が沢山出版されていますし、インターネットでも容易に見つけることができます。そちらに譲りました。
読書百遍、意、自づから通ず、というものでしょうか。
このように繰り返し原文や書き下し文を読むと意味が自然に分かってくることに気がつきました。その上で解説書などを読むと頭に自然に入ってきます。なるほど、このように読むと良いのだな、と体得いたしました。
今まで論語をこのやり方で読んでみました。するとあることに気づきました。論語は何のために書かれたのか、あるいは、昔から先人は何を目的にこれらの本を一生懸命読んできたのでしょうか。
私が思うにそれは世に出るためです。
知識を身につけ賢人となり身を立てるためです。時代は変わりましたが、これらの書物の効能は聊かも薄れてはいないと思います。今の時代、身を立てる、つまり立身出世のためには何をしたら良いのでしょうか。
「立身出世」という言葉も時代がかって聞こえますが、どうしたらそれが果たせるのでしょうか。
ある人は資格を取ること、と言います。ある人は何か役に立つセミナーのようなものを聞いて勉強することだと言います。資格と一言で言っても非常に難しい資格もありますし、また、あまり役に立たない資格もある。セミナーと言っても玉石混淆です。お金儲け目当てだけのものも多いものです。
しかし、前向きな気持ちを持ち積極的に自分なりにいろいろ考えられて試みられるのは良いことであると思います。
しかし、そこまで思うのであれば何故「論語」をお読みになろうとなさらないのですか。お金も時間もかからない最高の勉強だと思います。
このようにして、しっかりと原著を読むことに努めてきましたし、これからも努めようと思います。この本は「しっかりと読む」ことだけを目的としています。解釈や解説は一切載せていません。それは他に立派な本が沢山出版されていますし、インターネットでも容易に見つけることができます。そちらに譲りました。
読書百遍、意、自づから通ず、というものでしょうか。このように繰り返し原文や書き下し文を読むと意味が自然に分かってくることに気がつきました。その上で解説書などを読むと頭に自然に入ってきます。なるほど、このように読むと良いのだな、と体得いたしました。
読み方もいろいろあると思います。私ならこのように所々隠しておいて、少しずつ覚えながら読むのが一番抵抗なく進めると思い、このようなものを作りながら今まで五回程読みました。「論語をマスターした」とはとても言い難いですが、ぐっと身近に引き寄せられたと思います。少なくても「論語を読みました」と人様に公言できるところまでは来たかと思います。
訓点のついた文章はあの世界一の漢和辞典「大漢和辞典」の著者、諸橋轍次の書いたものをそのまま切り張りしました。
何やら学生時代の「試験対策」のような感じのものとなりました。論語を効率的に読むための試験対策、と自分では考えております。
このブログをお読みいただき、「やってみよう」と思い立ち、とにかく論語を原文で完読され人生の糧にすることのお役に立つことができたらブログ主としては幸甚この上ないことです。
令和3年1月30日
橋本英樹
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